
釣った魚はおいしく食べよう
第3弾はスミイカ、アオリイカでございます
スミイカの背中には甲羅が入っている。
よって「コウイカ」というのが正式名称である。
固い石灰質の甲羅は鳥のエサにもするそうだ。
良く見ると甲羅の先がつんと尖ってるのが分かるかな。けっこうこれがクセモノで、袋に入れてもこの突起で破れちゃってクーラーが墨だらけ、真っ黒になってしまう。
釣れたらイカを逆さまにして、この突起を船べりにトンッと落としてつぶせば大丈夫。
黙々と釣って、船べりでトンッ。かっこいいんだよね〜。
ウップン晴らしにイカ釣りに誘おう
スミイカの正体がこれ。
肝と同じくらい大きな墨袋を持っていて、怒らせると「ブシューッ」と辺りかまわず墨を撒き散らす。
釣れてからイカを持ったままウロウロしてようものなら「おい!こっち向けるな!」と他のお客に怒られてしまう。このイカ墨は見た目よりすごく粘着性のもので、水で洗ったくらいじゃなかなか落ちない。だから、刺激しないようにそぉ〜っと扱わないとならないのだ。
あなたの周りに、日頃からチクチクとイヤミばっかぬかしてるムカツク野郎がいませんか?そいつに何か仕返ししたいと思ったら是非イカ釣りに誘ってみましょう。自分が頑張って先に釣り、活きたスミイカをそいつの顔面に向けてイカの背中をペシペシ叩く、と。
ただし相手が釣ったときはどのようになっても知りませんが…。
アニサキスの恐ろしさ
表皮と薄皮をむいたところ。
真珠色の無垢なイカの身はほんとキレイ。
スミ、アオリ系のイカには恐怖の寄生虫「アニサキス」がほとんどいないから安心して食べられる。しかしスーパーで売ってる「刺身用スルメイカ」などはちょっとアブナイ。薄皮を剥いだ後、その身を光に透かしてみると小さくトグロを巻いていることがあるからだ。
もし「アニサキス」を食べてしまうとそれはそれは大変なことになる。5mmほどの小さな虫が胃酸の熱さから逃れるため胃壁に食い込み、人間は七転八倒地獄の苦しみを味わうことになるのだ。
もうイカを食べられないって?
大丈夫。一度完全に冷凍すれば「アニサキス」は死んでしまうから。
お待たせ〜!
これが今回の大ヒット作、スミイカ丼でござんす。
去年の夏、熱海に行ったときのこと。熱海沖に浮かぶ小島、「初島」で何気に食べたイカ丼がオドロキのうまさだった。彼女と二人で夢中で食べたっけ。
で、今回それを再現してみたわけ。
作り方は超カンタン。
@イカの身を格子に切れ目を入れ、寿司だねほどの大きさに切り分ける。
Aそれをショウガ醤油に漬け込む。
B約5分経ったら取り出し、ご飯に乗っける。
C刻みのりをふりかけて出来上がり。
☆ツケダレをご飯にかけるとよりナイスよん♪はぁ〜、マジでうまいんだよね〜
ショウガ醤油とイカがこんなに相性がいいなんて、知っててヨカッタ。
もしあの時イカ丼を食べなかったら、こんなメニューはきっと想像できなかった。
スミはアオリより甘みは劣るんだけど、こういう風に料理するとそのうまみが断然生きてくるんだよね。
アオリ釣りでは外道扱いでも、実は大歓迎のスミイカ。
これを食べたさに、夜勤明けでも片道100km走っちゃうんだよね〜。
食べたい?
残念!スミイカ釣りは冬がシーズン。秋口までガマンしましょう。
まあ、他のイカでも応用は効くけどね。
ショウガ醤油のイカ丼、超オススメですよん。
釣れたイカの保存方法
水洗いせず墨も落とさずハラワタもそのままで、ジップロックに入れて空気を抜いて冷凍します。そのまま数ヶ月保存でき、解凍してもうまさは変わることがありません。ただし冷凍焼けには注意ね。
イカってのは一度冷凍すると甘みがグーンと増すから不思議。
釣れたては身が透き通ってて歯ごたえもあるし、それがうまいって言う人もいるけど、いやいや、甘みとしては一度冷凍したものにはかなわない。
歯ごたえもコリコリがねっとりとなって、これはこれで味わい深い。
冷凍庫に一つ二つストックしとくと、おれは安心するんだな〜。アオリイカとほっぺた
左から、アオリの身。真ん中手前、アオリのツリ。真ん中奥がスミイカ。右奥の丸いのはアオリの磯部巻き。右手前、アオリのエンペラ。
他にゲソの塩焼きも作ったのに、写真がピンボケすぎてボツとなっちまった。
アオリの刺身はホントたまらん。思い出してもよだれが出てくる。
おいしいことの表現に「ほっぺたが落ちる」と昔の人は言ったが、あれはツバがジュワジュワーッと唾液腺からあふれ出すさまを比喩したのではないか。
実際アオリの刺身を口に入れると、唾液があふれてきて頬がこそばゆくなる。
したら、またビールが進むんだこれが。ね、おとーさん。
アオリを食べる→唾液ジュワジュワ→ビールごくごく→アオリを食べる→唾液ジュワ……。
はぁ〜、もうダメ。イカのツリ
イカの内部にはこの「ツリ」という部分が必ずある。これは頭部と腹部をつなぐサスペンダーみたいなものだ。
実はこれがね、イカの中で一番うまいとこじゃないかって密かに思ってるんだけど、どうかな。
やたらと甘くて、歯ごたえはしっとり。1杯に2本しかない!
カラストンビと言われる口のとこも焼くとおいしい。エンペラもコリコリしててうまい。ゲソも太くてプルンとしてる。
でもやっぱ、おれはツリだなー。
どのイカにも付いているものなので、ぜひここだけを食べてみて。
おや!?と思うはずだから。
柚子こしょう
しつこいけど、これでオーラスなんで。
アオリの刺身。でも、付いてるのがわさびじゃなくて「ユズこしょう」なんですね〜。
青唐辛子の辛味と柚子の香りがスバラシク絶妙な柚子こしょう。
塩っ気もあるから醤油なしでOK。
九州の特産品なのかな?
これで食べると微妙にタイ料理っぽくなるんだよね。
すり潰したニンニクなんか混ぜたら、まさにタイ料理のタレになるんじゃない?
大きなスーパーならたいてい置いてあるので超オススメー♪