2005年1月21日(金) 葛西橋・第二泉水 イシモチの巻


中央環状線の向こうは葛西だ。昔2年ほど住んでたなあ
とりあえず鉄板でいくことにします
2005年一発目の初釣りは、葛西橋出船の第二泉水からイシモチを狙うことにした。
実はその1週間前、脂の乗った寒スズキに行こうと夜のうちに用意してたんだけど、なーんと!こともあろうに
寝坊で行けずじまいだった。
時は過ぎ、東京湾のシロギスが調子いいとの情報をキャッチする。

うむむ、初志貫徹でスズキか、やっぱ数釣れるシロギスか…。

スズキはボーズだったら悲しいし、シロギスは数釣れてもその分さばくのが面倒だしなー、どーっすっぺかなーって悩んでいたら、あった!
それなりにハズレなく釣れて、過食部分もシロギスよりは多いお魚!
それがイシモチだった。

船宿のHPを見ると、「調子は今ひとつ」とはいいつつも最低15匹ほどは上げてるし、いい日はトップ50以上も!!
おお!初心者でもわりと鉄板なんじゃないのこれ!

実家の方は大雪が降っているという、北風ピープーの寒ーい朝。
船は快晴の荒川を下って横浜沖へと走っていった。


釣り船に捨ててある雑誌
それにしても寒い。
横浜沖まで50分、もちろんキャビンの中に避難していたが暖房なんてあるはずはない。
ゴロリと寝転んで置いてあった漫画・鬼平犯科帳を読みふけるも、ずっと震えが止まらなかった。

そういえば深川の船も、キャビンの中に鬼平犯科帳が置いてあった。こんな漫画いままで読んだことはないのに、何気に開いてみるといつしか夢中になってしまった。
むしろ、むちゃくちゃ面白いやんか鬼平!
ああ、そうだった。
船の中で読んだ鬼平犯科帳でおれは時代劇にハマってしまい、京都の大覚寺まで行ったのはおととしのことなのだ。

それにしても、この漫画はどこぞの釣りオヤジが持ち込んだに違いないわけで。
他の雑誌といえば、ありがちな写真週刊誌はいいとして、やぶれかぶれの死ぬほど中途ハンパなエロマンガには毎回ガッカリさせられたものだ。

おい、そこで終わりかよ、みたいな。



初釣りに富士山。寒いけど風情があります

alphatackle AoriLite125 懸賞バンザイ!
懸賞で当たった竿
すっかり冷え切ってしまった体を揺さぶり起こして、釣り開始!

船宿でもらった胴突き3本針仕掛けに、30号のオモリを付ける。エサはアオイソメの1匹ちょん掛け。
BAY-GAMEシロギス竿はこの仕掛けをセットして、予備で持ってきたもう一本の竿には25号のオモリを付けることにした。

イシモチは、とにかく
『早合わせが厳禁』らしい。
ガツガツッとアタリがあっても、魚の引くに任せておくと針に掛かる。
そこで慌ててビシッと合わせをくらわすと、たいていエサを離してしまう。
また、硬い竿でも魚が違和感を感じて釣れにくい。
イシモチはできるだけ
やわらかい竿を使い、『向こう合わせ』で釣る魚である…。

というわけでもう一本の竿というのは、根元から曲がるグニャングニャンのアオリイカ専用なのであった。
実はこの竿、つり情報という雑誌の読者プレゼントで当たったもの!
それなのに、いきなり別用途での使用となってしまった。
出版社側も、まさかイシモチに使われるとは思ってもみるまい。


鉄板は大正解!
「はいどーぞー」
今日はお客が自分合わせて2人しかいなかった。
船長はマイクを使わず、操舵室の窓から顔を出して投入の合図をした。

仕掛けを下ろすと、ラインのマーカー20m辺りで着底する。
アオリ竿を竿掛けにセットして、もう1本のシロギス竿は手持ちで、と。
オモリが海底ベッタリ、もしくは着かず離れずでラインの張り具合を調節。

仕掛けが潮の流れで船下に入ることもあるが、船長はラインを良く見ていてうまーく船の位置を操作し、垂直に立つように流していく。

入れてすぐ、1発目はミヨシのお客さんに上がった。
おお、とりあえず魚はちゃんといるなーヨシヨシ、なんて思っていると、いきなり置き竿のアオリ竿がゴゴゴンゴン!と叩かれた。

慌てて竿掛けから外し、すぅーっと上に上げてみるとゴゴゴン!と魚の手ごたえが伝わってくる。
慎重に巻き上げて1匹目ゲット!
シルバーのきれいな魚体だ。光の加減でシロギスのようにパールピンクにも輝く。
これでとりあえずボーズではなくなった。はぁ〜、ヨカッタ。



朝日だから影が長い…

中指辺りのとこからハサミを入れる
懸賞当選品のすさまじい威力
今日の目標、10匹。
20〜30cmほどの魚なら、10匹も釣れば数日分の晩ご飯にはなる。
実はあのー、ただ遊びに来てるんじゃないんですよ。
冬はろくに仕事してないんだから、マジ手ぶらじゃ帰れないんですよ。

さあ、ジャンジャン釣るどー!
エサをチェックし、再投入。
竿掛けにセットして、ちょいリールを巻いて…、ドゴゴゴン!
うはは!派手なアタリ方で、入れてすぐ来たよー!
楽しーぞこれは!
と思ったら、今度はもう1本の竿が暴れてるー!!
忙しくてチョー楽しーよー!!

でも不思議。
シロギス竿の方はたまーにしか来ないのに対して、なぜかアオリ竿ばかりにジャンジャンアタリがやってくる。

懸賞プレゼントの竿は、魚の釣果までオマケに付いてくるの!?


イシモチは活き絞めが鉄則
思ってもみない食いの良さで、バケツの中は順調に増えていった。
いつもは猿島沖を攻めるそうだが、強風のため仕方なく風裏の横浜沖にしたそうだ。
そうした船長の読みも、ズバリ当たったといえよう。

足元のバケツに5〜6匹たまったところで、おれは100均で買ったキッチンバサミを取り出し、1匹ずつ絞める作業に取り掛かった。
イシモチという魚は水っぽく、味が落ちやすいという。
そのため、釣れたら必ず血抜きをして活き絞めしないとおいしくない。
ちゃんと絞めたものは、鯛にも負けないうまさだとか。

活き締めのポイントは、エラの付け根を下からぶった切ればいい。
上の写真で言うと、ちょうど中指が触れている辺りだ。
そこをハサミでザクザクと奥まで切り進んでいく。
それを海水の入ったバケツにドボン。
5〜6分で血が抜け、絶命。
海水氷でキンキンに冷やしたクーラーに仕舞う。

んむむー地獄絵図ですな〜



大量の血抜きでサメが寄ってきた!

ウホホのクーラー満タン!こんなの久しぶりダーヨー(*_*)
贅沢な釣り
冷徹な心で活き絞め作業にふけっていると、船の循環パイプから海水がジャーッと出され、血で真っ赤の水が透明になっていく。
ほんと船長はお客のことを良く見ている。
こういう気の利く船長の船には『また乗りたいなあ』と思うのであった。

一時、ぱったりアタリのなくなる時もあったが、そのたび船を流し変えて新しいポイントに入ると、再び忙しく釣れ続けた。
3本針の一番下を詰めて、2本針にしたのも効果があった。不思議と2本針の方が食い込みがいいのだ。

竿を手持ちでもやってみたが、イシモチの激しいアタリに思わずびっくり合わせをしてしまう。こんな『アタリ即合わせ』は、まず針掛かりしない。
おれみたいな下手くそは、素直に置き竿の方がうまくいくのだった。

昼ごろには軽く30匹は越えてしまった。
こんなにたくさんはクーラーに入らないので、小さくて針掛かりのいい固体は全てリリースしていった。

釣れては逃がす。
なーんとゼータクなことか。


帰ってからが大変
リリース分も合わせてちょうど40匹のところで、おれは竿を片付けた。
長さ42cm、13リッターのクーラーがチョー満タン!
マジ、ウハウハだ〜。ションベンもれそー。

それにしても、こんなに釣れ盛ったのはいつ以来だろう。
いつもはおれだけ釣れないで、他人のことばかり気になっていたのに、こうも途切れなく魚が釣れると、寒ささえも苦にならないから不思議だ。

ミヨシのお客さんが2時になって終了したので、帰ることになった。
船中25〜40匹。
サイズ20〜30cm。

「そうやって絞めるとね、味が全然違うんだよー」
船長が帰りぎわ声をかける。
「クーラー満タン、サイコーですよー」
おれは満面の笑みだったに違いない。気持ち悪い。

帰り、上野まで取りに来てくれると言うナゾの上海人『リーさん』に、6匹くらいプレゼントして帰宅した。
それからおれは、地獄の魚処理に追われることになるのであった。
ちょっと調子に乗りすぎた…。



外房の船と同じくらいデカイ船にお客2人。これもゼータクだぁ


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